Sept.10.
2002
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冷たくしないで
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ひさしぶりに、あがた森魚の日本少年を聴く。なんとなく夏休みが終わる気分で選んだ。
プレスリーの冷たくしないでのカヴァー、つめたく冷やしてを聴いていて、歌詞カードみてて、ん?と思う。
Don't be cruel. To a heart that
true.
え?
実はずーっと don't be cool だとばっかし思ってたのでした。
cruelは、残酷なとか、悲惨な、つらくとか、そんな意味で、確かにそのほうが。なんだけど。
なんとなくね。coolでも、ありじゃないかと。coolのほうが嫌だなぁ。と。思った。
Don't be cool. To a heart that true.
感じでいえば、そだな。冷静なふりしないで。 素直にふるまって。
そいう感じ。
残酷なことしないでっていうのは、相手が自分に対して悪意がある感じの上で感じることで、
相手に悪意がないって信じれば、こっちの、冷静なふりしないで のほうが気持ちには近いなぁって。
あからさまに敵意や悪意を向ける相手には、近寄らない、危険だと、判断することが出来る。(だろう)
でも、あ、この人は自分に対して悪意はないんだ、敵意もないんだと、思いながら出来ていく傷をどうしていいかわからず、故に相手を責めることも、捨てることも出来ないこと。必要以上に我慢をしたり、相手に要求すること、そういう自分の感情に罪悪感を感じること。
そんなことがいっぱいある。
幼児期からの虐待のせいなのかなぁ?なんて考えてみたりもした。
母も父も好きだ。愛して欲しいし、愛されてると信じていたい。でも、繰り返される肉体的な暴力や精神的な屈辱、人格攻撃、暴言。でも、それは自分がいけないからだと思う事。自分の我慢なり努力なりが足りないからだと考えること。それが敵意や悪意だとしたら、愛情を否定してしまうことになる恐怖。見捨てられる不安。
感情的に当り散らされるほうが、それこそが愛情なのだと、どこかで勘違いしているかもしれない自分。
おだやかな、静かな愛情に慣れていないところがある。ドラマティックでないと、感情をどこかで爆発させてないと、100%の実感が得られない。そんなところがある。たまに爆発する。
それでも、両親以外からの愛情の経験で、少しづつ、おだやかな時間の流れこそ欲しているんだと感じられるようになった。それでも、まだまだじたばたした人生は続くのだろうな。
Don't be cruel. To a heart that
true.
Don't be cool. To a heart that true
どっちもくちずさもう。
で、プレスリーの歌詞がどんななんだか、興味がわいてきた。 |
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