21.May.2003
早いものでポピタリカの自然科学博物館に来てから2月以上が経とうとしている。こちらに来てからは言葉や習俗に慣れるのと、自分の研究体制を確立させるために忙しく、あっという間に2月が経過してしまったという感じだ。また今の季節は自分の専門にしている虫が活発に活動している時期なのでついつい自分個人の研究に没頭してしまい、このコラムのための写真を撮りにいく機会もなかなかないような状態である。しかしこうした一般向けのコラムの執筆というのも、博物館の学芸員としては重要な仕事であるので、なんとか継続して書いて行きたいと思う。
今回はこの春に撮影したものから特に昆虫を(数は少ないが)取り上げてみた。
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*キタテハ
Polygonia c-aureum
冬に成虫で越冬するチョウで、春先に成虫が 日向ぼっこしているのが良く観察された。 食草はカナムグラと呼ばれる蔓植物を餌にし
ている。博物館の周りにもこの植物はいっぱい あるので個体数も多い。特にこの個体は冬型な のでオレンジ色が美しかった。(夏型と呼ばれる
型もあるが、こちらはすこし汚らしい。)
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*ナナホシテントウ
Coccinella septempunctata
人里、畑地などで非常に多く見られるテントウムシ。アブラムシを良く食べてくれる益虫。学名のseptempunctata
は「七つの星の」という意味だそうだ。日本でもごく普通に見られるテントウだが、ここポピタリカでも非常に数が多い。 |
こうしてみると、ポピタリカの自然に我が故郷である日本との共通要素が非常に多いことに気づく。むろんポピタリカ独自の動植物もあるのだが、博物館近郊ではそういったものにはなかなかお目にかかれない。
またこのHPは日本の方が見られる機会が多いのでなるべく日本と共通の動植物を紹介していきたいと思っているが・・・・・これをみている皆さんはどう思う?
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