** the rubber sowl
気がついてみれば、12月からずっと鬱週間だったんだなと、鬱明けして思った。
鬱明け間近の頃のある日の朝、お布団にまみれながら、今日は買い物行かなければなぁと思った瞬間、体も心も拒否したのを感じた。お外は怖いです。一歩も出たくありません。と。
頭の中で叫ぶ声。居場所なく震える体。
鬱に限らないけど、感情の周期の中、自分が今現在、どの位置あたりにいるのかというのを自覚するのは、難しいことで、えてしてその存在位置を考えたくない気分だったり、そんなこたぁかまわぬイケイケ状態だったりするのが、へたくそ波乗り本能とでもいうか。
なので、こうして唐突におとずれる、ある日のある時に、意識せずに踏み込むトラップやら、プルトップ風味なトリガーやらで、あ、と気がつく場合がおおいわけです。が、そいう場合ってのは、だいたい、ピークは過ぎているものだったりもします。
カウンセリングのおじーちゃんが、鬱だなと思ったときに、病院いって薬もらえばいいんだと、言ったのですが、鬱だなって思うときには既に動けなくてそれどころじゃないですってば、と返事した。
そこまでにならないうちにだよ、と、笑っておりましたが、やっぱし、そんな、微小な兆候感じ取ってってのは無理ですょ。いや、もしかしたら、微小な兆候感じてはいるものの、それではいけないと、無意識にも必死にあがいているのかもしれない。認めたくない鬱を。
気がつかないように。
それとも。
どこかで、あの真っ暗な闇を希望しているのか。
正直いって、たまに懐かしく思うのです。自分の中の真っ暗なゴムボールのような隠れ家を。
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